ハーレー サスペンションの選び方と調整
ハーレーは、エンジンにより独特の鼓動があり、衝撃がかき消されてしまい快適な走行にはなじまないとされがちです。しかし、サスペンションの調整や選び方次第でハーレーでも快適な走行が可能になるのです。
サスペンションは車体を支える前後のタイヤとバイクの本体を結ぶ大事なパーツです。地面から感じる衝撃を緩和して、ライダーの体への負担を軽減してくれる働きを持ちます。また、サスペンションは、ハーレーの200キロを超える車体を支え、路面の状況に応じてライダーと車体の姿勢保持をし、スムーズにコーナーを曲がれるような大切な機能を有するパーツでもあります。この点を考慮しないで短いサスペンションにしてしまうと走行中のギャップからフルボトムしてしまうリスクが高くなり、体への衝撃も大きくなるばかりか、ハンドルを取られ危険です。
短いサスペンションの場合、スプリングも硬く設定されているものが多く、本来の機能を発揮できないことにもなりかねません。サスペンションを選ぶコツは硬すぎず、柔らかすぎず、ライダーの体格や体重、乗り方に合わせて調整がされたものにするのがよいでしょう。
それでも、カスタムのスタイルなどからローダウンにして短いサスペンションにして、見た目を重視したい方もいるでしょう。そんな場合は、経験豊富であるショップの店員さんに相談するのがよいでしょう。見た目と機能性のバランスを兼ね備えたサスペンションの交換をアドバイスしてくれるはずです。